完熟

ブラジル ~完熟~ 品種:カツアイ・ムンドノーボ

焙煎度合い
浅煎り → 深煎り
★ ★ ★ ☆ ☆ ☆

「KANJUKU」は、おもにミナス・ジェライス州ポッソスデカルダス地区とサンパウロ州モジアナ地区の農園で、コーヒーチェリーが樹上で黒葡萄色になるまで完全に熟させて、少し乾燥させてからからピッキングされているコーヒーです。英語では、Dry on the treeと表現されています。

コーヒーチェリーが樹になった状態で、赤実、葡萄色、乾燥と進む段階で、チェリー内部の粘液質の糖分が、コーヒー豆に吸収され、アプリコットのような熟度の高い酸味と、質感を備えた甘さを持ったフレーバーが形成されます。

ポッソスデカルダス地区や、モジアナ地区は標高1,050~1,200メートルのなだらかな丘陵地帯で、朝夕の寒暖の差が激しくコーヒー栽培に適した気候条件を備えています。雨量は通常、年に1,000~2,000mmですが雨季と乾季の明確に分かれており、収穫時期の6月―8月はほとんど雨が降らず、チェリーが樹上で完熟、乾燥するには、絶好の気候条件となっています。

収穫された樹上で完全に熟し、少し乾燥された後チェリーは収穫され、水流比重選別機により、赤実や未熟豆と混ざらないように選別されます。その後、チェリーはPatioでの天日乾燥で20%まで、低温乾燥機で水分が12%程度まで乾燥されます。

乾燥の終了したドライチェリーは、最低45日、木製のサイロで、水分やフレーバーの安定化のため保管されます。
輸出の15~20日前に脱穀・精選、選別し、タイプを揃えてから麻袋に詰められ、海外に向け船積みされます。

浅煎りの味覚

酸味と甘みが融合して非常に飲みやすい。

生産地情報

産地     : ミナス ジェライス州 ポッソスデカルダス地区サンパウロ州モジアナ地区
標 高    : 1150m
風 土    : 夏期=高温多湿 冬季=冷涼乾燥
精選方法   : ナチュラル
収穫時期   : 5月~9月
カップの特長 : 熟度の高い酸味特性と甘い質感